『シド×ヒルダ』

およそ一国の主らしからぬ性格の夫と、現実的なシビアさを持つ妻。

出会いは政略結婚かもしれませんが、愛を深めあった夫婦です。


場所 台詞と考察
出逢い 出逢いと言われても……。政略結婚の場合は結婚直前、もしくは式の当日に初めて出会う場合が多いですし……。
ヒルダが生まれてすぐにシドの許婚にされた可能性もありますし……。劇的なものは多分無いかと。
リンドブルム巨大城
(ゲームスタート前)
1786年に結婚。
1799年7月にシドがラグーの酒場でリリアンと浮気をしたため、ヒルダにブリ虫にされてしまう。
そしてヒルダはヒルダガルデ1号で城を出て行ってしまうが、直後にクジャに捕まってしまう。
それ以後、シドはあまり人前に姿を見せなくなる。(←国民はブリ虫になった事実を知らないらしい)
さらに、オルベルタやバクーなど一部の者以外には、何者かに寝込みを襲われてこうなったと言い繕う。
(↑浮気が元でこうなったと臣民が知ったら大変なことになるからでしょうね)
再会するまで シドはカエルになった後、ヒルダを捜すためにジタンたちと行動を共にする。
ヒルダは長いことデザートエンプレスで監禁されていたらしい。
(↑クジャが弟と同じで『美しい』女性に優しくてよかったですね。本来なら殺されてもおかしくなかったんですよ)
グルグ火山 ヒルダ、監禁されていたところを助けられる。
シド:「おお! 愛する妻ケロ!! ヒルダ!! やっと見つけたケロ!!」
ヒルダ:「カエルなどに妻と呼ばれる覚えはありませぬ!」

シド:「ワ、ワシじゃ、シドじゃケロ!!」

ヒルダ:「そのヒゲは……。まあ、あなたなのですね!!」
(ヒゲがなかったら信じなかったな……)
シド:「ヒルダよ、城に戻ってほしいケロ。そして一刻も早く元の姿に戻してケロ」

ヒルダ:「……あなたの大切な飛空艇をクジャという男に奪われてしまいました」

シド:「よいケロ、よいケロ。おまえさえ無事ならよいケロ」

ヒルダ:「ああ、あなた!」

エーコ:「あの……クジャのこと知ってるの? エーコ、あの男許せないの! 知ってることがあったら教えて欲しいの!!」

ヒルダ:「わかりました。リンドブルムに戻ったら私の知っていることは全て教えましょう」

(ちなみにこの時初めて親子三人が揃ったわけです)
リンドブルム巨大城
(復興後)
シドが元の姿に戻る。
シド:「クジャに変なことされなかったケロ?」
ヒルダ:「あの男のしていることは許せませんが女性に対しては礼儀正しい男でした。でも、あの男は少しばかりおしゃべりが過ぎるようですわね」

シド:「どういうことケロか?」

ヒルダ:「私が質問したわけでもないのに、自分の目的だとか何だとかを一方的に話してくるんですもの……。聞いている方が疲れてしまいました。でも、その話の内容はとてもおそろしいものでしたわ」

シド:「どんな内容だったケロ?」

ヒルダ:「自分はこの世界とは別の世界の人間で、この世界を利用して強大な力を手にしようと……。その手段のひとつとして、ヒルダガルデ1号機を奪ったようでした」

シド:「むむっ、それは聞き捨てならないケロ! あとでジタンたちにも話す必要があるケロ」

ヒルダ:「とりあえず、私を誘拐するのが目的では無いようでしたわ。自分に酔った話しぶりからは、かなりのナルシストだと感じましたが……。少なくとも、あなたのような浮気者ではないようですわね」

シド:「……うっ! いきなり痛いところをついてくるケロな。もうその件に関しては反省しているケロ! だからこそ危険を承知でおまえを助けに行ったケロよ!」

ヒルダ:「本当かしらねぇ? ヒルダガルデ1号機を取り返したいだけじゃなかったのかしら?」

シド:「ウソじゃないケロ! ワシが悪かったケロ! だから早く人間に戻してくれケロ! もうカエルもブリ虫もイヤじゃケロ! もう絶対浮気しないケロ! 許してケロ〜!

(一国を統率する者が一般家庭の夫のような台詞で許しを請うとは……)
ヒルダ:「……その言葉、信じていいのかしら?」
シド:「ウソはつかん! ワシにはおまえしかおらんケロ!」

ヒルダ:「わかりましたわ。元に戻してあげましょう。でも、今度浮気しようとした時は、ブリ虫じゃ済ませませんからね!」

シド:「う、うぐっ……。わ、わかっとるケロ!」

ヒルダ:「今度はヘッジホッグパイにでもしようかしら?」

シド:「それだけはカンベンしてくれケロ! ……とっ、とにかく早くするケロ!」

ヒルダ:「はいはい」

ヒルダがシドに唇を当てると……。
シド:「おお……。ついに人の姿に戻ったケロ! これで3号機の建造に本格的に着手できるブリ! ……」
ヒルダ:「……」

シド:「……はっ! イ、イカン! 今までのクセが抜けきっておらんわい」
(クセだったのか)
ヒルダ:「あなた……」
シド:「すまなかったな、ヒルダ」

二人、そっと抱き合う。
月日は流れた…… 養女となったエーコを連れてアレクサンドリアへ。
エーコ:「早く! 早くぅ〜っ! 早く行かないと、お芝居が始まっちゃうじゃない!!」
シド:「はっはっ、そうあせらなくとも良い。劇場艇などあっという間に追い越せるぞ。ワシの造った新ヒルダガルデならばな!」

エーコ:「なにいってるのよ! その新しい劇場艇も速くなったって自慢してたのもおじさ……。オホン! おとうさんじゃないのっ!?」

シド:「エーコ……、いまなんと?」

ヒルダ:「あなた、やっと私たちのことを本当の親のように……」

エーコ:「おとうさんっ、おかあさんっ、早く!」

シド:「も、もう一度、呼んでくれ〜っ!」

(オルベルタはともかく、よく、身寄りのないエーコを養女にすることを重臣達が許しましたねえ)
まとめ おまけで書いたようなものですが意外に面白かったです。(大公夫妻とは思えないところが)
どうやら、ジタンとガーネットの未来の光景と思っている人が多いようです。
(ただ、私としてはジタンは女好きではあるが、浮気者ではないと思っていますが)

しかし、何年か後で万が一ヒルダが妊娠でもしたら国が分裂しかねないような……。
(FFTのように、最悪の場合エーコ派と子供派に分かれて内戦勃発とか……。DQ5のように,、シドとヒルダが自分たちの子供しか可愛がらないためエーコがぐれるとか……)










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