『フラットレイ×フライヤ』
ブルメシア最強の竜騎士と彼に憧れて竜騎士となった女性。
二人の仲を邪魔するものは何ひとつありませんでした。
それなのに・・・運命は二人に過酷な試練を与えたのでした・・・。
場所 台詞と考察 出逢い ブルメシアで出逢ったことはまず間違いないでしょう。どのように出会ったかは不明ですが……。
(フラットレイに憧れるきっかけとなった事件があったのかもしれません)
ブルメシア
(ゲームスタート前)二人が恋仲になったのはフライヤが竜騎士になった後なので1794年でしょう。
(フライヤは幸せ者ですね。憧れの男性から愛されたんですから)
翌年、フラットレイが旅立つ。(その時の会話は下の方で)
一年後、フライヤもブルメシアを出る。そして旅の途中でジタンと知り合う。リンドブルム
(通常時)フライヤ、フラットレイの手掛かりを探すためリンドブルムを訪れる。そして酒場でジタンと再会。
ジタン:「あれからどうなんだ? 見つかったのか、恋人の消息は?」
フライヤ:「だめじゃ、まったく……」
ジタン:「……ということは、リンドブルムに来たのはやっぱりアレなのか?」
フライヤ:「うむ、狩猟祭にはいろんなところから腕に覚えのある者が集まるからな……」
ジタン:「そうか……。でもきっと見つかるさ」
フライヤ:「おぬしは参加せんのか?」
ジタン:「う〜ん……オレはパスね。」
フライヤ:「なんじゃ、つまらん奴じゃのう」
ジタン:「国に帰るつもりはないのか?」
フライヤ:「ブルメシアに帰る理由もないじゃろ。それに、私にはもう必要のない国じゃ!」
フライヤ、狩猟祭が開催されるまでフラットレイを捜す。
フライヤ:「大気がざわめいておる。何かが始まるというのか……? フラットレイ様も感じておられるはず。こんな時にあなたは何処におるのじゃ? 私にはあなたが必要だというのに……」北ゲート
(ブルメシアアーチ)フライヤ、クイナの素直さを見て……。
フライヤ:「……あのクイナと申す者の自然な在りよう、見習うべきかもしれぬ」
ジタン:「アイツの場合、深く受け取らないほうがいいと思うけどなぁ」
フライヤ:「いやなことはいや、いいものはいい。素直に言えていれば、いまごろ、私は……」
(あの時、フラットレイの意思を尊重してしまったことを後悔しているようだ)ブルメシア フライヤ、過去を回想する。
フライヤ:「ベアトリクス?」
フラットレイ:「そうだ、ベアトリクスだ。他にも、世界には私よりも強き者がたくさんいると聞く。なかでも、ベアトリクスの剣技はアレクサンドリアはおろか大陸で一番だと聞いた」
フライヤ:「フラットレイ様はどうしても私を置いて旅立つといわれるのですね?」
フラットレイ:「ああ、そうだ……。分かってくれ、フライヤ。いまは平穏なブルメシアだが他国は確実に力をつけ始めている。私の槍一本でどこまでブルメシアを守れるものか……。その前に世界を周り強者と会っておきたいのだ」
フライヤ:「フラットレイ様……私はひとりで生きてゆける自信がない……」
フラットレイ:「フライヤ、おまえなら大丈夫だ。自分の力を信じるんだ。そして、自分の運命を信じるんだ。私は世界を一巡りすれば、必ずブルメシアに戻ってくる!!」
フライヤ:「その言葉を信じても良いのでしょうね?」
フラットレイ:「ああ! もちろんだ!!」
フライヤ:「(しかし、フラットレイ様。あなたは戻ってこなかった……。どこかの地で果てたという噂だけを残して……。信じられなかった! 信じられなかったのじゃ! フラットレイ様の最期をこの目で確かめるまでは信じてはならぬと思ったのじゃ! だから、私もこうして外界へと身を投じたのじゃ……!!)」
回想終了。
ジタン:「どうした、フライヤ?」
フライヤ:「いや、なんでもない。ただ少し、昔のことを思い出しただけじゃ」
ジタン:「……まだ、忘れられないんだな?」
(そしてついに再会の時を迎えるわけですが……)クレイラ アレクサンドリアが攻め込んできた際、フラットレイが突然現れてジタンたちの危機を救う。そして……。
フライヤ:「フラットレイ様……。お会いしとうございました……。私は、あなたがブルメシアを出られてからあなたを追いかけ、国を飛び出したのです。フラットレイ様は、これまでどの川を渡り、どの山を越え……、いったい、どんな国で過ごされていたのでしょう? フラットレイ様……。あなたが猛者を倒したという噂を聞いては千の川を渡り……。あなたが強者を倒したという噂を聞いては千の山を越え……。それでも、私はあなたに出会うことができませんでした。そして、最後に聞いた噂は……。もう思い出したくもない!!」
フラットレイ:「フライヤとやら……。おぬしと私が会うのは今が初めてのことのように思うのだが……」
フライヤ:「いま……、何と……?」
フラットレイ:「すまぬ、私はおぬしのことをどうしても思い出せぬのだ……」
フライヤ:「じ、冗談にしては笑えぬ!! フライヤのことが、このフライヤのことがどうしても思い出されぬと申されるのか!? フライヤじゃぞ、思い出されぬか、ブルメシアのフライヤじゃ!!」
フラットレイ:「すまぬ……」
フライヤ:「ああっ……」
ジタン:「おいっ、ちょっと待てよ!! 知らないってことはないだろ!? おまえの恋人のフライヤだろ! もう一度、よく考えて思い出してみろよ! おいっ、何とか言ったらどうだ!!」
フライヤ:「もうよい、ジタン……」
ジタン:「なにがいいんだよ! あれだけ追い求めていたおまえの恋人がいまここにいるんだぞ!」
フラットレイはブルメシア王のことも忘れていた。そこへパックが現れて事情を説明する。
パック:「フラットレイはな、おれが世界を旅していた途中に見つけたんだ! やっぱりその時、フラットレイはおれのことが誰だか分からなかったよ! 自分が誰なのかさえも! でも、ブルメシアが襲われたと聞き、そして、クレイラも危ないと聞いた時……。ただうっすらと残った竜騎士としての記憶だけがフラットレイをこの地へと呼ぶことができたんだ!」
フラットレイ:「竜騎士……。そう、私は竜騎士だった……。だが、今はそれ以上のことを思い出せぬ……」
フライヤ:「フラットレイ様……」
フラットレイ:「では、私は失礼する」
フラットレイ、立ち去る。
ジタン:「フライヤ、追いかけなくていいのか?」
フライヤ:「もうよい……。フラットレイ様が生きているということが分かっただけでも、私はしあわせ者じゃ……」
パック:「すまない、フライヤ……。まだ、会わせるべきじゃないと思ってたんだけど、ほら、クレイラがこんなことになってしまったからな……」
フライヤ:「お心づかい、ご無用にございます」
パック:「えっと……、おれはちょっとフラットレイを探してくるよ! じゃ!」
パック、フラットレイを捜しに外へ……。(この時、外に出たことでフラットレイとパックは助かったわけだ)
ブルメシア王:「これ、待たぬかパック! 久しぶりに会ったと申すに!」(これがこの父子の最後の別れとなった)
入れ違いにビビとクイナが入ってくる。
ビビ:「あ、あれ? いまのパックじゃ……。みんな、どうしたの? あれ? もしかして、泣いてるの、フライヤ?」
フライヤ:「フフフフフ……。おもはゆいのう……。幾度となく夢に見た男にやっと出会えたというに……。その男は私のことをこれっぽちも覚えておらんかったのじゃ! さあ、ジタン! まだ敵の手が休まったわけではなかろう! 今一度、態勢を立て直すのじゃ!」
ジタン:「フライヤ……」
(これ以後、エンディングまで二人が会うことはない)レッドローズ フライヤ、クレイラが破壊されたのを見てフラットレイが死んでしまったものと思い込む。
(あくまで推測ですが、そう思ってくれないと後々の言葉に矛盾が出てくるので)トレノ フライヤ、サラマンダーとの会話中にフラットレイのものと思われる言葉を発す。
フライヤ:「……おそらく再び出会うことは、おぬしらふたりの運命であったのじゃろう。『ただ道を極めんとする者は、いつしか同じ道を歩む者とあいまみえん』 昔そう言った男がおったわ……。愚直は美徳じゃ……。ただ、生きてさえおればな……」
(やはりフラットレイが死んだものと思っているようだ)リンドブルム巨大城
(復興後)フライヤ、城内で生き残ったブルメシア兵と再会。そして彼らが祖国の復興を計画している事を聞いて……。
フライヤ:「私も目的を果たせば必ずブルメシアに戻るつもりじゃ。……すまぬがそれまでおぬしらでがんばってくれ」
グレイ:「了解しました! 我々の持てる力の全てをつくします!」
ドイル:「フライヤさんがいつ戻ってきてもいいように生き残った仲間たちとがんばりますよ」
フライヤ:「すまぬ……。(こんなときにフラットレイ様がいてくれたら……)」デザートエンプレス
(脱獄時)ウイユヴェールにスタイナー、ビビを連れて行き、フライヤ、エーコをデザートエンプレスに残しておいた場合、シドが砂時計の鍵を取るイベントで残り時間が少なくなった時にフライヤの様子を見ることができるが……。
(詳しくはアルティマニアの557ページ参照)
【残り時間3分59秒〜2分00秒】
フライヤ:「むむ……このままではいかん! しかし、この密閉された部屋からどうやって……」
【残り時間1分59秒〜0分10秒】
フライヤ:「もはやこれまでか……。……フラットレイ様……」
(やっぱり忘れられないんですね)
(やり直しは何度でもできるのでフライヤファンはぜひ見てみましょう。ただ、ウイユヴェール組が少々大変になりますが……)月日は流れた…… なぜか再び恋仲となっている。
フラットレイ:「そろそろだな、フライヤ……」
フライヤ:「はい、アレクサンドリアで皆と会うのが楽しみです」
フラットレイ:「出発する前に少し休もうか……」
二人並んで腰掛ける。
フラットレイ:「いつになるだろうか、この国に再び活気が戻るのは……」
フライヤ:「フラットレイ様と一緒ならば、千年かかろうともかまいませぬ」
フラットレイ、フライヤと肩を寄せ合う。
フラットレイ:「私もだ、フライヤ……。」
フライヤ:「フラットレイ様……、生きていてくれてよかった……」
フラットレイ&フライヤ:「想い出など、また作り直せばいい……」(この方がフラフラらしいかと♪)
(記憶が戻ったのかどうか不明であるし、ずいぶん強引過ぎるような気もするがバッドエンドでないだけ良しとしよう。)まとめ 王道カップリングはこれで最後ですが、やはり一番影が薄いという感じが……(^^;)
ある意味、ジタガネより苦労していると思うのですが、フラットレイの出番が少なかったですからね。
(ベアトリクスだってスタッフの気まぐれで誕生したわけだから、フラットレイのあの扱いは仕方ないか)
彼の記憶が戻っていなかったとしたらフライヤはエンディングまで相当な苦労をしたでしょうね。
(ところでこれを書いているうちにフラフラが好きになってしまった自分が怖い……)